小川智恵子はくぬぎの木の女性スタッフのリーダー的存在。
ご利用者にはもちろんのこと、スタッフ全員への心配りも忘れない。小川に理想の介護担当者像を尋ねると、
1.介護技術向上でより安全な介助ができる介護者
2.ご利用者さんの気持ちに寄り添える(心を理解できる)介護者
と答えた。技術力と人間力。この両輪の向上意識がくぬぎの木の根底を支えているようだ。


朝、お会いした時のご利用者さんの印象を大切に記憶しています。
朝の挨拶をさせていただく時、その日のご利用者さんの印象を大切にしています。
少し曇ったお顔をされている日は、何か困ったことがあったのかな?夕べよくねむれなかったのかな?とインプットします。
晴れ晴れとした良いお顔をされている日は、ご自宅で何かうれしいことがあったのでしょうね。と記憶します。
介護のプロとして、その日一日ご一緒させていただくにあたりご利用者さんのほんの少しの発信信号に対して、こちらのアンテナで最大限に受信する。
こうしてご利用者さんの体の状態、心の状態を察知してこそ気配り、心配りそしてその方に対してのおもてなしが出来ると思っています。 そして今日も一日、自分の家族と思って接しています。

くぬぎの木でお好きなことをすることで、どんどん元気になっていただきたい。
これまでのデイサービスでは、ご利用者さん全員同じことをしてもらっていましたが、現在では「個別ケア」体制でお一人おひとりがご自分のやりたいこと、過ごしやすい方法で一日を過ごしてもらっています。
好きなことをすることによって、次は何がしたいという活力が生まれどんどんと元気になっていただけれるように感じています。
「個別ケア」の導入で、ご利用者さんがより元気になっていただくお手伝いが出来れば、こんなにうれしいことはありません。

スタッフ間のチームワーク、職場の雰囲気づくりを大切にしています。
くぬぎの木のスタッフの職場環境、人間関係は自分で言うのもおかしいですが、良い雰囲気だと思っていますよ。
女性の職場ですし、人間と人間とのことなので多少は難しいことも正直ありますね。
しかし、くぬぎの木では、困ったことがあっても一人で悩まない。みんなに悩みを言える雰囲気、悩みを聞いてあげる雰囲気があります。これが良い職場づくりになっていると感じています。
一言で言うと「みんなくぬぎの木が大好き」これに尽きるかな。




Q1.現在の仕事内容を教えてください?

新しく「くぬぎの木」を利用される利用者様、家族様のご相談に応じています。ご利用者さんがご本人様らしく、当センターで楽しく過ごしていただけるように、日頃のご自宅での状況やご趣味などの聞き取りを行い、現場の介護員に伝えていくことが主な仕事です。


また、現在のご利用者様、家族様のお困り事やお悩みに傾聴し、その解決にむけて計画・行動することです。

Q2.今後「くぬぎの木」をどのようなセンターにしていきたいですか?

ご利用者様はもちろんですが、家族様や地域の方が気軽に訪問していただける施設にしたいと思っています。 ご家族の方が、ご自宅の縁側のように感じていただき、ゆっくりと腰をおろしてすわりやすい場所と思えるようなあたたかい施設づくりが 目標です。

Q3.部下の育成について心掛けていることを教えてください。
まず、ご利用者様に対してと職員同志の挨拶がきちんとできること。 さらに外部からお越しになる方々、全ての方に明るく元気な挨拶ができることです。まず、挨拶が基本ですね。 また、ご利用者さんは人生の大先輩である事を頭に置き、介護をするのではなく、させていただくという姿勢、気持ちが大切と伝えています。自分の家族と同じ・・、う~ん、家族そのものですね。


Q4.現在、就職活動中の方へ一言お願いします。

私が12年前にこの「くぬぎの木」へ就職させていただいた時は、利用者様全員が皆で同じ事をしていただく事に夢中になり、その中で楽しいことを見つけようとしてきました。
現在は、「個別ケア」でご利用者様一人一人がそれぞれご自分の過ごしやすい方法で、ご自分のやりたい事をして過ごしていただくような体制にしています。
介護施設は、決して人生の最後を穏やかに過ごすためだけではなく、まだまだ次に何をしたいといった目的をもっていただく場所だと思っています。
こんな思いがいっぱい詰まったこのくぬぎの木で、魅力・やりがい、そして仕事を通じての楽しいことを一緒になって見つけましょう。
どうぞくぬぎの木へ職場訪問してください。歓迎して職場をご案内しますよ。